正欲

映画の詳細
監督 | 岸善幸 |
原作 | 朝井リョウ |
主題歌 | Vaundy「呼吸のように」 |
脚本 | 港岳彦 |
音楽 | 岩代太郎 |
キャスト | |
新垣結衣 | 桐生夏月 |
磯村勇斗 | 佐々木佳道 |
稲垣吾郎 | 寺井啓喜 |
山田真歩 | 寺井由美 |
佐藤寛太 | 諸橋大也(大学生) |
東野綾香 | 神戸八重子(大学生) |
感想
とても衝撃的な映画でした。
自分が変わり者だから
閉じこもって誰とも関わらないように生きていくか
世の中の普通を理解して
少しでも社会に染まれるように生きて行くか
色んな選択肢がある
変わり者同士が手を取り合えば何か楽しいことが生まれてこの世界に居ていいと思えたり
元いた世界の見え方が変わるかもしれない
自分を理解することも大事だし、
社会を理解することも大事だし、
その2つの間で自分はどうしたら生きやすく楽しく過ごせるのか考えるのが大事。
そもそも生きやすい人は
こんなこと考える必要はないのかな。
個人個人が他人を理解する目を持って
思いやりがある社会になってほしいと映画を見て思った。
我が子がYouTubeを初めて明るくなっていく姿を見て嬉しくなる母親。
社会的な立場でYouTubeを反対する父親。
2人の意見は両方分かる。
意見が衝突しても
話し合って理解して協力して行くのが
家族だし人との関わりなんだろうなぁと思った。
世の中には生きづらさを抱えている人がたくさんいると思う。
生き方や考え方のヒントを得られる映画だなぁと思った。
名言もたくさんあった。
言われてみたらそうだなぁと深く納得してしまう言葉がたくさんあった。
そういう考えを言語化してしまう朝井リョウさんの感性すごい。
悩みは特になく楽しく生きている人が見たら
どういう感想を持つのだろうかぁ。
この映画に出会えて良かった。
最近見た「夜明けのすべて」もそうだけど
なんか背中を押されたというか。。
答えや結末があるわけではないけど
そのまま生きていきましょう。と言ってもらえた気がした。
新垣結衣さん、稲垣吾郎さん、磯村勇人さんの温度感がとても良かった。
とても違和感がなかった。
特に新垣結衣さんの
希望もないけどとにかく生きているという目の色がすごかった。
大学生役の東野綾香さんの演技もすごかったなぁ。
リアルだったなぁ。
声が詰まりながらも心の声をぶつけているシーンが1番印象に残っている。
終わり