『麦本三歩の好きなもの』

読書



感想

三歩ちゃんの生き方のペースが心地よい。
本人は生きずらいと思っているだろうが、
見ている側からしたら可愛いし目が離せない。笑
私も三歩ちゃんと似たところがあるから‥
ドジなところとか不器用さに共感してしまった。

好きな台詞↓

このなんでもない時間が三歩は好きなのだ。

朝きちんと準備が出来て問題なく仕事に行ける状態になってから出来た余りの時間、ちゃんとしている自分へのご褒美みたいなこの時間の甘さは、働き始めてから初めて知ったものの一つだ。

無意味に散歩出来る人こそ価値のある人間
無意味と大切じゃないは一緒じゃない 
無意味は意味の引き立て役でもない
無意味な日常があるから、意味ある日が大切に思える、とかじゃない。
無意味な日々も、意味ある瞬間もどっちも大切で、それが一番いいということ

↑なんか深い。。

戦争の時代に比べたら今は幸せ、とかじゃない。
現代にはない昔にしかなかった幸せはあった。
子供の頃は良かったなあ、とかじゃない。
その時にしかない良さや悪いさを受け止めて生きるだけ。
憧れも自惚れもしない。

そういうことを考えされられましたなぁ。