『下北沢』

diary


下北卒業宣言をしてから約5年。

アラサーになった今、銀座や日比谷でお買い物するのが好きになった。
今は古着には興味なくなり完全にユニクロ族になってしまった。

なんでこの日、いきなり下北に行きたくなったのか自分でもよくわからないが、ふらっと散歩してすぐ帰ろうと思っていた。しかし下北に実際に行ったらいろいろな感情がぽこぽことでてきた。

私は学生時代 京王線の調布付近の寮に住んでいたり、初めての東京の一人暮らしが小田急線の祖師ヶ谷大蔵だったり下北にアクセスしやすい場所に暮らしていた。
だからか20代前半は下北にたくさん通った。

当時の私は新宿渋谷池袋より下北が好きだった。落ち着くとは表現は違うがなんか居心地がよかった。
古着が大好きだったというのもあるが、もがいて夢を追いかけて苦い思いをしている若者が大勢いる感じとかも好きだった(笑)

数年ぶりの下北は、駅前や街並みやお店が新しく生まれ変わっていてがらりと印象が変化したなと思いつつ、全体的な街の雰囲気は変わっていなかった。


若者はもちろん、スケッチブックと小道具を抱えて劇場にむかっているであろう芸人さんや、ギターを背負っているおそらくバンドマン、普段なにしているのは分からないがとにかくオシャレなおじさん、見たことない犬種を散歩しているおばさん、人間観察好きな人にはたまらない個性が溢れた人々がたくさんいました。

細い道に隠れ家的な古着が数店あったり、裏道にお店を見つけたときの嬉しさだったり、アンティークな雑貨屋さん、たくさんのライブ会場や劇場等々、この街には相変わらず面白いものが詰まっているなと改めて思いました。




古着屋さんに入って古着のにおいが漂ってきた瞬間、上京してとにかく東京が楽しくてしょうがなかった時の自分を思い出した。下北は私にとって上京デビューの場所。
この感覚もうすっかりなくなっていたな。。いつからだろう。。
寮の友達や学校の友達、初めてできた彼氏とたくさん下北に行った。
ただただ楽しかったが今ではなんか切ない思い出に変わってしまった。
大人になったと思っておこう。

3時間くらいお店を回ったりとにかく歩いた。
悩んだ末、古着と帽子を買った。
ユニクロ ジーユー以外で服を買うのは2年ぶりくらいかも。
ちなみに服を買ったのは3か月ぶり。


ここ数年、オシャレにまったく興味がなくなってしまったが下北に来て良い意味で前向きにおしゃれしなきゃと焦った。私は自分に自信がないから昔はとにかくファッションで自分を造って、そしたら性格も明るくなって人とも話せてとよい循環に服のおかげでなっていた。
それを思い出して、またおしゃれして自分のテンションも上げて友達とも会って写真を撮って、、ということをしたいと明るい気持ちになれた。

ユニクロジーユーでも十分オシャレできるけど、古着はさらに自分を表現できるファッション。
そんなことを思い知らせてくれた下北沢に感謝。

これから定期的に下北に行こうと思ったし、もっとオシャレしてファッション楽しみたいと思った。

この外観ステキ
10代から通っているお店
階段の途中もオシャレ
好みのお店を見つけました

そんな東京ひとり散歩でした。あいらぶシモキタ。

りん
りん

シモキタお散歩したいなあ