『図書館の神様』

読書
はっちゃん
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本の素晴らしさを教えてくれた本です。

[サクッと紹介]図書館の神様 

作者…瀬尾まいこさん

「卵の緒」       
   2001年 坊ちゃん文学賞受賞

「幸福な食卓」
   2005年 吉川英治文学新人賞

「戸村飯店 青春100連発」 
2008年 坪田譲治文学賞受賞

「おしまいのデート」
「僕らのごはんは明日で待ってる」
「温室デイズ」「強運の持ち主」
「天国はまだ遠く」など



発行日  2009年7月8日
料金   550円
出版社  筑摩書房
レーベル ちくま文庫



主な登場人物

清…高校の国語講師、文芸部顧問

垣内くん…高校3年生の文芸部員
(中学時代はサッカー部でキャプテン)

浅見さん…清のちょめちょめ

拓実…清の弟(とてもいい奴♡) 
たまに清の家に遊びに来る

内容

清と垣内くんの成長物語

Kindleで購入


個人的感想 ※ネタバレも含みます

垣内くんのさらっと発言する台詞がとても好きでした♡

「そうやって正しさをアピールすると、体力を消耗しますよ。」

「面白くなろう、楽しくしよう。そう思ってるんだけど、そう思えば思うほど、
 僕はだんだんつまらない人になってしまう。難しいですね。」

 大人びているなぁ、こんな人が学校にいたら好きになってまうっ!!
 こそこそと垣内くんを横目で観察したい。(気持ちわる!)
 
 ちなみに人物像は
 秒速5センチメートル高校時代の遠野くんを想像していました。




清は高校時代バレー部のチームメートを亡くす。
清のせいだとチームメイトから責められる。
清の立場だったら私も、バレーボールは続けられないし、地元に住んで居られない。
外に出て一から新しい人生を歩むだろう。

垣内くんの最後のスピーチは感動もの。
垣内くんの言葉で文学に励もうと思った読者も多いはず。

「何年も前に生きてた人と同じ世界を観れる。」
って言葉で改めて言われると確かになぁと思う。
考えたことも感じたこともなかったけど言われてみれば
文学を読んでいた時はその世界に入れたなって思った。

・清の仕事場の学校の暮らしと家での暮らしが読んでいて居心地が良かった

・清の自分に正直な所が清々しく読んでてすっきりした笑

・清の成長する過程に勇気をもらった

・教師の仕事のやりがいってこんなことなんだと学べた

・読んでると自然と学生時代の学校の風景を思い出して
 懐かしくも胸がほろ苦くなった

・読み終わった時に前向きになれる作品

はあ、ブログ書いてたらまた読み返したくなってきた。。
今から読もうー📕

皆さんもぜひ、読んでみてください!!

図書館の神様 (ちくま文庫)
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