『コンビニ人間』

読書
はっちゃん
はっちゃん

コンビニあるあるが詰まってる

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高校生の時にコンビニでバイトしてた記憶がぶぁっと蘇った。初めてのアルバイト、社会とつながっている感覚、たくさん怒られたこと、店長やパートのおばさん、高校生のバイト仲間、フライヤーの匂い、コンビニの音楽、、、忘れていただけで全部覚えているもんだなぁ。

コンビニ人間

【第155回芥川賞受賞作品】

累計92万部突破&20カ国語に翻訳決定。
世界各国でベストセラーの話題の書。

[作者] 村田 沙耶香

他作品 
授乳、ギンイロノウタ、地球星人、
しろいろの街の、その骨の体温の、殺人出産…

[あらすじ]
 
古倉惠子は彼氏なし未婚の36歳。大学卒業後は就職はせず18年間コンビニのバイトをしている。ある日、白羽という男が新しくバイトで入る。この男との出会いで彼女の人生や生き方が大きく変わっていく。

はっちゃんの読書感想文

『はっちゃんのコンビニバイト時代』

ここで小説とは関係ないけど、
この本を読んでコンビニバイト時代のことを
思い出したので書かせてください。

私は、高校生の時コンビニでバイトをしていた。毎月売り上げ10位以内に入る店舗で忙しいし、とても厳しかった。おにぎりは縦横綺麗に揃えないと行けないし、お菓子の袋はシワにならないようにピシッとひとつひとつ技をかけていた。毎回大声でいらっしゃいませとドアの方を向いて笑顔で挨拶が徹底されていた。今思えばバイトデビューにしては良い経験だったなと思う。今思えば。。当時はなんでこんな厳しいの、一つ隣のコンビニはゆるゆるじゃん。。とぼやいていた。私だけ2時間くらい裏で大声で怒られるし。他の高校生には怒らないで、なんで私に八つ当たりするのか分からなかった。それはすごくストレスだったな。店長は怖かったけど、当時のパートのおばさんたちは大好き。
会いたくなってきた。。

というお話でした!!

仕事経験ない不器用な17歳が半年も働けば考えなくても指示されなくても身体が勝手に動くようになる。マニュアルが身体に染み込んでいるから気づこう、意識しよう、と思わなくても無意識に勝手に身体が反応する。

この感覚は惠子さんに大変共感できた。

私には惠子と違い、意識や感情があったから笑
お客さんに怒鳴られた時は凹んだけど。

惠子さんは、幼い頃から社会に馴染めないが、マニュアル化されたコンビニなら働けて社会の一部に関われていると実感を得る。私だって普通に働けるじゃん!と。

私は惠子にとても共感を持てるけど、他の人はどうなんだろう。。でも誰もが持ってる感覚なのだろうか。これだけ人気の小説だし。人ごとのように思えないわなあ。

そもそも普通ってなあに❓

普通って平均的って意味❓

社会の普通と各々の普通って違う。。

普通って表現好きじゃないなあ。

私は周りからよく変わっているって言われるけど、それは普通じゃないってことですよねぇ。

個性と受け止めていいのでしょうか。。

普通じゃないだけで生きづらい。。
でも普通でいたらいたで個性がない、周りと同じだ、埋もれている、って言われるし。

これは幸せとは、時間とは、と同じ問いで無限に考えられる。

恵子さんにとってコンビニはある意味天職なのかな。納得して働けているならいいことだ。

きしょくわる、、と思うシーンも多々あったな。。

サクサク読めるので皆さんも
ぜひこの本を読んで、普通とはなんだろうと
考えてみてください!

変な終わり方😊


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