『ちひろさん』

邦画
おかじとちひろさん

映画情報 『ちひろさん』

原作 安田弘之

監督 今泉力哉
…「愛がなんだ」「あの頃。」

脚本 今泉力哉 澤井香織

音楽 岸田繋

主題歌 くるり『愛の太陽』

キャスト

有村架純(ちひろさん) 

豊嶋花(オカジ)
嶋田鉄太(マコト) 

van(バジル)
若葉達也(谷口)
佐久間由衣(ヒトミ)
長澤樹(べっちん)
市川美和子(チヒロ)
鈴木慶一(ホームレスおじさん)
岸根希衣(永井さん)
平田満(尾藤)
リリーフランキー(内海)
風吹ジュン(多恵)

ストーリー

ちひろは風俗嬢の仕事を辞めて、海辺の小さな街にあるお弁当屋さんで働いている。彼女は誰に対しても分け隔てなく接する。子供、動物、ホームレスおじさん、等々。そんなちひろに吸い寄せられるかのように集まる人々。彼らは皆、孤独をそれぞれ抱えている。そんな彼らとご飯を食べ言葉をかけそれぞれ孤独と向き合い前に進んで行けるよう、時に優しく時に強く背中を押していく。

軽やかに心のままに生きるちひろと、ちひろと出会う人々の孤独と癒しの小さな物語。(ホームページより引用)

https://chihiro-san.asmik-ace.co.jp

はっちゃんの感想

ちひろさんの生き様がとっても素敵でした。
ちひろさんの毎日の過ごし方、人との接し方、発する言葉、ちひろさんの存在が救いで、いてくれるだけで周りをほんのり幸せにしてくれる人。

私たちが生きてる何気ない毎日の生活にちひろさんがいてくれたらとても救われるし生きるのが楽しくなるだろうな。ちひろさんに会うためにお弁当買いたくなっちゃうな。

こんな人が同僚だったら先輩だったら後輩にいてくれたら、近所のコンビニで働いていたらいいなぁって思える存在。

きっとこの映画を見て全視聴者がそんなことを感じたと思う。そんな雰囲気を演じられた有村架純さん素敵すぎ。喋り方のトーンとか何気ない表情とか全てが心掴まれました。

ちひろさんは自分のためにこうしようとか、他人のためにこうしようとか、別に意識して生きているのではないが、自分が思ったままにしゃべって接していたら自然と周りが好いてくれていた。そんなちひろさんがとても眩しくて素敵に感じられた。

というのも私は今、自分のためにと思って考えすぎたり、相手のためにと思って考えすぎたりして、結果よくない方向に進んでいるので、ちひろさんみたいに生きられたらなって羨ましくも思ってしまったのです。私は自分で自分を首絞めてしまってて生きづらくしてしまってて縛ってしまっていて生きるのしんどいなって思っていたから、そんな時にこの映画に出会えてとても救われました。

自分のことを重く考えすぎずに、周りの目を気にせずに、自分が感じたまま生きてみようって思えて自分で勝手に背負っていた重荷を下ろすことができました。

ああ、この作品に今出会えた事に感謝。数年前や数年後観たらこんなにハマらなかったと思う。もちろん感じるものはあると思うけどさあ。昔の私に未来の私に伝えたい!28歳にとてもいい映画に出会えるよって。めっちゃ面白いとかめっちゃ感動したとかではない。体に沁みた、映画でした。

そういえば、2020年にみた「花束みたいな恋をした」と同じ感覚だなあ。映画の時系列と私自身の人生の時系列が似ていて京王線沿いに住んでいたとか恋愛していたとか若いなりにもがいていたとか。。

話はそれましたがとにかくちひろさんに救われましたって伝えたいです。何度も見たいですこれからも。(もう3回くらい見ています)
ありがとう。ちひろさん!!

私はちひろさんみたいになれないけど、自分を大きくも小さくも見せようとせず感じたままに生きて、気づいたら周りが寄って来るような人柄になりたいです。たまにちひろさんを観て自分に視野が向きすぎていないかまたは自分を見失っていないか注意したいですね。

あとこの映画を観たらお弁当食べたくなっちゃいますよね。
私が住んでいる近所にもとても美味しいお弁当屋さんがあるのですが映画見た後ウーバーで唐揚げ弁当頼んでしまいました。