『ありか』

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ありか/瀬尾まいこ

ありか|水鈴社
ありか,瀬尾まいこ

作者瀬尾まいこ
定価1980円
ジャンル小説
発売日2025年4月18日
出版社水鈴社
ページ368ページ

感想


紀伊國屋本店で4月下旬に購入して2日間読み切りました。読んだ時間は計7時間くらい。この本と出会いは、ふら〜っと本屋さんに行って、美しくてかわいい色合いの表紙にパッと目が行き、瀬尾まいこさんだ‼️新書だ‼️買おうってなった。本屋さんって本当に出会いですよね。本屋さんによって、自分のテンションによって、目がいく場所が違う。この日はカフネを買いにきたつもりだったけど『ありか』目が行きました。



そしてバトンを渡されたの映画を見た時にとても広い視野と考えが持てた。家族の形は様々あるし、周りがどうこう言うことでもないし、言われても関係ない。大切なのは想いある心や通じ合うことなんだなぁと思った。

ありかを読んで改めて家族だからという縛りが解けた。家族仲良しが何より1番なんだけどね。みんなひとりひとりの人間。みんな性格違うし相性もある。居心地良いも悪いもある。自分のことを大切にしてくれない家族とは距離を置いたほうがいいし、無理に仲良くしなくてもいい。家族だからといって。

小説に出てきた三池さん。とっても良い人。たくさん付箋貼っちゃった。美空と友達になってくれて良かった♡性格もノリも言葉掛けのセンスもある😊

美空に三池さんと颯斗くんがいてくれてよかった。

お話が進みにつれてひかりと共に美空も成長している。それを優しく見守りながら読むのが楽しかったです。
ひかりがずっとかわいい。愛嬌があってとても愛おしい❤️



ありかは家族のお話。だから読んでるとふと自分のこと、家族のこと、幼少期のことを思い出してしまった。小説に集中してるつもりだけど『私はどんな子だったっけ』とか思ったりしちゃった。ひかりみたいに愛嬌あればもっと可愛がってもらってたかなぁなんて思ったり、私はたくさん入院してたから親は大変だったんだなぁとか思ったりした。

・読書について

久しぶりに紙の読書をして、やっぱり紙の読書いいなって思った。電子書籍ももちろんよくてこれからも使い続けるけど、紙の本もこれから買おうって思った。本は投資と思って読みたいなと思ったら躊躇せずに買おう。新書のありかでも2000円だし。超超高い買い物でもない。

ドラマや映画は何にもしなくても映像が流れてくれる。集中してなくてもなんとなく頭に入る。でも読書は違う。一行一行理解しながら自分で読まないと理解できない。逆に一行一行読んでいるから映像よりも内容が頭に入る。読書は作者や作品と一対一で対話しているみたいだし、お話に没入できる。読んでる時はその世界に行ってるしその人と話している。それが楽しい。

ありかを読んで、読書体験の楽しさも改めて知れた。



リアルタイムで対岸の家事を見ていますが、家族の形って様々だし、たくさん問題はあるし無くならないだろうけど、1番大切なのは思いやりだなぁと思う。家族に限らないけど。一緒に住んで近くにいるからこそ子供、親に限らず思い合って助け合って共有してそんな関係性になれたらいいね。私は現在、とっても身軽気軽にひとり生活を送っていますが、いつか家族ができたり、親族と会うときは思いやりを忘れずに持ちたいなぁ。



私は夜明けのすべてという映画を見終わった後、席を立てないくらいジーンとくらってしまったのですが。そのままで行こうとそっと背中を押してくれた気がして、、。ありかを読んでまた背中を押してもらえました。瀬尾まいこさんありがとうございます。

ひかりちゃんLOVE♡

♡𝕋𝕙𝕒𝕟𝕜 𝕪𝕠𝕦コメント💌