『そして、バトンは渡された』

邦画

感想

『家族ってなんだろう』と考えさせられる映画だった。

映画の序盤で思ったこと。

ある日突然血のつながらない知らない男の人が父親になるって決まった時、血のつながらない女の人が母親になるって決まった時、親だなんて思えないし家族になんてなれないよって思った。

映画の終盤で思ったこと。

血がつながらなくても家族になれるんだ。血がつながりとか関係ない。
家族になる努力をしたり、家族と認め合えたら家族になれるんだと思った


みんなが理想とする家族の形って

家族の誰かが人生でつまずいても
家族全員が心配して助け合って支え合ったり、

時に喧嘩しても許し合ったり理解し合ったり、

食事も全員でして旅行に行ったり笑い合ったり、

そんな仲良し家族が理想的だと思う。

でも家族の形ってたくさんある。

血がつながっていないから本音が言い合えない家族。
血がつながっているから本音が言い合えない家族。

血がつながっていないから気を遣う家族。
血がつながっているから気を遣う家族。

家族といっても1人1人の人間。他人。

もし、全人類が家族になろうと1人1人が思ったら
世界中で1つの家族になれるのでは、なんて変なことを思った。
そうしたら世界が平和になるだろうな。

家族の固定概念が壊された映画だった。
これぞ家族というものはない。
各家庭、いろんな形があって良いも悪いもない。
ただその家族の形があるだけ。

仲が悪くても家族は家族だし、

もう絶交やと思ったなら家族じゃないし、

今日から家族と思えたなら家族になれる。

この映画の主人公である優子は素直で優しい子だし、
父親も責任感あるいい男だから、素晴らしい家族が築けたと思う。


私が優子の立場だったからぐれていたと思う。。
家庭環境は子供の成長にとても関係はあるけど全てではないなと思った。
家庭環境のせいにせず優子はしっかり成長してすごいなって思った。
1人の人間として尊敬した。

いろんな家族の形があっていいし、その形を他人がどうこう言う権利はない。私は結婚願望がなくて家族を作る計画は今はないけどいつか家族ができたなら自分たちなりの家族を楽しみたい。オリジナル家族カラ-を築きたいなって思った。

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