ななめの夕暮れ
本の感想
Kindle読み放題で読書。
読書YouTuberベルさんも
『ななめの夕暮れ』をお勧めしていて
ずっと読みたいと思ってた作品。
若林さんの言葉刺さったなぁ。
本特有の『なのだ』『するべきだ』という口調じゃなくて1人ごとのような、つぶやき口調なのがとても温かく感じた。
私がずっと抱えて思ってたモヤモヤとか、
わざわざ言葉にもしなければ、
わざわざ他人には話さない疑問も書かれていて納得と共感だらけだった。
子供時代はいろんな決まりごとに窮屈してた。
若林さんの言うとおり
ルールを守ることが大事なんじゃなくて
支配者に対する忠誠心を示すものだったんだなと思う。
学生服のスカートの長さ
カバンの色の規定
靴下の長さ
髪を結ばなきゃいけない
前髪の長さ
本当に色々な決まりごとがあった
それを守るのが重要なんじゃなくて
集団行動だったり学校の色だったり地域へのイメージだったり
協調生や先生や上司、目上の人へ示す姿勢でもあったんだなぁ。
疑問に思いながらもとにかく怒られたくないから私は守っていた。
疑問も持たずに行動できたらいいんだけど
疑問を持ちながら従っていたから自分が分からなくなってた。
疑問を持ってしまう人は、自分探しや社会探しをしなければ生きづらさは死ぬまで解消されない。と本に書いてあった。確かにすぎる。。
私は疑問に思いながらも、
面倒なことになりたくないからこれまでの人生
独自の学校や仕事のルールはちゃんと守っていた。結果その方が楽だし平和。
でも心の中では色々ごちゃごちゃしてきちゃうのも本心。
そんなモヤモヤをこの本を読んで少し報われた気持ちになった。
自己否定にまともに闘ったところで勝ち目がない
自己否定の完治を目指すのではなくシャットアウトという対処療法が1番有効だ
とも書いてあった。これは大納得。
没頭してシャットアウトするのが1番有効。
私は多趣味で良かったなと思う。
3日坊主で良かったなと思う。
飽きる時間がないし何かしらに没頭して無駄なことをシャットアウトできるから。
自分がやっていて楽しいこと
どんなに小さくても良いから気づいたら書くことが大事と本に書いてあったので肯定ノートを作って実践してみた
小さければ小さいほど驚きや自分への発見があって面白い。
そして他人を肯定する文言も書き込む
自分の良いところも見つけれられて
他人を認められる日々を送れたら
朝起きる嫌が少しは減るかな。
私には時間がかかりそうだけど
この日記作業は結構楽しい。
やっぱり他人を馬鹿にしたら自分に返ってくる。
心底馬鹿にしてしまった時ほど帰ってくる。
意外とその対象になったものほど後々ご縁がある。これも面白い。
うわっと思ってた時こそ、
アンテナだなって思う。
馬鹿にする行為は自分にメリットはない。
自分が嫌いになるし成長もない。
だから良いところを見つけようとは思わなくても
理解しようとしてる。
『悩むって体力』
ネガティブは有り余る体力だ。
と書いてあったけど。
私がクヨクヨ悩んでるのは
体力があるからなのか。
私が歳を取ったら
体力無くなって悩むことも無くなるのだろうか。。
とにかく私にとって大切な本でした。
昔の若林君へ。
疑問に思ってるその材料たち
いつか世のため人のためになりますヨ♡
終わり
著者 | 若林正恭 |
出版社 | 文藝春秋 |
発売日 | 2018年8月 |