本の読み方
最初に、ひとりごと失礼します。
Kindle読み放題で読書。
『ある男』を読んでからすっかり平野さんのファンです。
Kindleで読める平野さん作品が結構あるの、嬉しい。
驚いたのはこの本が出版されたのは2006年だということ。
私が小学6年生の時だ。
12歳の誕生日の次の日に出版されたんですね。
12歳の誕生日何してたっけー。
夏休みに家族で四国行ったなぁ。
誕生日ケーキは生クリームが苦手だから
31アイスケーキにしてもらってたなぁあ。
最近出版されたのかなと思ってたから、
もう18年も経っているなんて。。
・・・
私は小学6年生の時、1年間で1万ページ読書しましょう❣️
という先生が出したルールがあった。
私は子供時代、読書が大の苦手でした。
早い子は夏休みに1万ページを達成してました。
当時を思い出したのですが、
2006年あたりって速読ブームありませんでしたか❓
私はなんでか本が読めないし、
何よりなんでこんなに読むスピードが遅いんだろうかと本気で焦って悩んでいてました。
そして本屋に行って速読術の本を立ち読みした記憶があります。
速読ブームだったから本屋に速読術コーナーがあったんですよねぇ。
あと読書するのは苦手だけど、
なんでか、読書する人や読書術にはやけに興味があったな。
テレビでも本をパラパラとめくって『把握しました』と言ってる人がいたなぁ。
『ありえない』と子供ながらに思ってました。
速読が正義だ。
速読してる人は賢い人、できる人。
と私は思い込んでました。
そんな時に平野さんはスローリーディングの本を出していたんですね。全く知りませんでした。
当時の12歳の私に言いたい。
大丈夫だよ。じっくり読みなさいと。
なんか点と点で繋がったみたい。
こうやってブログでネタにできて嬉しい。
当時は本当に読書について悩んでたんだから。
でもちゃんと悩んでたのは無駄じゃなかったな。
これからも何か悩みがあったらちゃんと悩もう。
いつかどこかに繋がって、笑い話になるだろうから。
大人になった私は読書ができるようになったよ。
ある男は1日で読めたよ。
この本に、
量の読書はもう終わりにしたい。
自分にとって大切な本を大切に読む読書を心がけよ。と書いてあったんですよ。それも12歳の私に伝えたい。
振り返れば同じ本を読むことは学生時代にやっていたな。
父からもらった浅見帆帆子さんの『あなたは絶対運がいい』という本を寝る前に毎日読んでた記憶がある。
学生の時の私は字面だけ読んで運が良いと信じようとか、思い込もうとしてたけど
大人になってからはそうなるんだ、結局なるんだ、と思えるようになりました。
全部順調で全部正解と思えてます。
話が飛びまくりのひとりごとでした。
あ、もうひとつ驚きだったのは
平野さんがこの本を書いたのは30歳前半らしい😅
今の私と変わらない。
本の感想
今回もたくさんマーカーひいてるなぁ。
最初からぐさっと刺さった言葉がある。
『旅行は行ったという事実に意味があるのではない
行ってどれくらい土地の魅力を堪能できたかに意味がある
読書もまた同じである』
この一節を読んでパッと喜多川秦さんの言葉を思い出した。
本を読んだで終わらせずに、
本を読んだおかげで〇〇できたという行動を起こしなさいと。
それで読書の価値になると。
また
『読書の数をこなすより、私はあの一節にめちゃくちゃ感動したという方が単純にかっこいいし魅力的。』
『速読は明日のための読書スローリーディングは5年後10年後のための読書』
『人に説明する前提で読書する』
『常になぜと考えてみることはスローリーディングの基本』
『常識への挑戦を視覚化すること』
などなど一部ですが響いた言葉たちがたくさん。
この本に出会えてよかった。
読み放題で読めて感謝です。
・・・
読書ブログあるあるですか、
書いてるうちにまた本を読み返したくなっちゃう。
さて、今から読み返そうかな📕
終わり
著者 | 平野啓一郎 |
出版社 | PHP研究所 |
発売日 | 2006年8月17日 |
